インフルエンザで苦しむ人たち

インフルエンザは一年に二回かかることもある?

インフルエンザを一年に何度もかかりたい人はいないと思います。ですが、一年に二回インフルエンザにかかるということもあるんです!色々と原因になるものがありますので、ちょっとずつお話ししていければと思います!

インフルエンザは、いつがかかりやすい時期?

インフルエンザは一般的に冬場に流行するイメージが強くありますが、実際かかりやすい時期としてもこのイメージ通り冬場がそうだと言えます。感染報告数のグラフでも12月頃から感染報告が増えはじめて1月になるとピークを迎え、そこから4月など春が近づくに連れて感染報告が減るといった形で推移しています。まずそもそもインフルエンザがどうして感染するのかというと、これはインフルエンザウイルスが感染者のくしゃみやせきと混じって大気中に放出され、それを別の人が吸ってしまうことが大半の理由です。重要なのは「インフルエンザが大気中に放出される」という部分であり、さらにこのウイルスは乾燥している環境の中で活発に活動をすることです。冬場は夏と比べて湿度が低いために大気中に放出されたウイルスが活発に活動し、そしてその状態で人の体に入り込むことで感染が広まってしまうわけです。また寒い時には人の体の免疫力が落ちると言うのも理由になるでしょう。人の体が持つ免疫力は体温と密接な関係にあり、体温が1度低下すると免疫力は30%低下すると言われています。夏場と比べて冬場は気温が低くなるために体温も低下しやすく、それによって免疫力が低下して本来であれば対抗できたウイルスにも対抗出来なくなるのです。実際のところインフルエンザウイルスは冬になると突然どこかからやってくるわけではなく、夏場でも普通に存在しているウイルスです。それであるにも関わらず冬場の感染報告が増えるのは空気の乾燥と免疫力の低下、二つの要因が関係しています。特に現代人はかつてと比べると運動量の低下や欧米型の食生活の普及によって免疫力が低下しやすいとされていますから、寒くなってくるころにはしっかりとインフルエンザのことを知って予防出来るようにしましょう。

何故、インフルエンザに二回もかかる可能性があるの?

「今年はもうインフルエンザにかかったからもう安心だ」と喜んでいた人がしばらくして再びインフルエンザにかかってしまったというのは案外よくある光景です。二度もかかるとなると流石に疲労の蓄積や生活習慣の乱れで免疫力が落ちている可能性を疑わなくてはならないのですが、しかしそうなると「そもそも抗体が出来ているはずなのになぜ二回もかかる可能性があるのだろう」という疑問も出てくるでしょう。ではこの疑問の答えは何かというと、理由としてまず挙げられるのはインフルエンザにはA型・B型・C型の三つがあることです。と言ってもC型についてはかなり珍しい上に風邪程度の症状しかなく、一度感染すると一生かからないため無視して良いでしょう。問題なのはA型とB型で、この二つは同じインフルエンザのくくりであるものの抗体はそれぞれ別に作られていなくてはなりません。そのためA型に感染して完治したあとでB型に感染するということはあり得ます。またもう一つの理由として、A型は極めて変異しやすい性質を持っていることも挙げられます。そもそもA型インフルエンザウイルスにはHAとNAという二つのタンパク質があるのですが、現在だとHAには16パターン、NAには9パターンの種類が見つかっています。例えばHAとNAがどちらもパターン1なのであればH1N1、HAがパターン16でNAがパターン9ならばH16N9となるのですが、このパターンがどちらか一方でも変わってしまうと抗体が抵抗することができなくなってしまうのです。従って流行時期の間にウイルスの変異が発生した場合、「H1N1にはかからなかったがH2N2に感染してしまった」ということがあり得るわけです。ですから一度インフルエンザにかかったからと言って安心はせず、人ごみに入る時は常にマスクをして帰った時には手洗いうがい、そしてしっかり栄養を取って休むという予防を忘れないようにしてください。

予防接種すればインフルエンザに二回かからずにすむ?

インフルエンザは、3つの型がありますが、特に流行しやすいのがA型とB型です。感染すると、激しい悪寒とともに高熱が出て、日常の生活を送る事が難しくなります。倦怠感と関節痛がひどいので一般の風邪と見分ける事ができます。インフルエンザは乳幼児や妊娠している女性、高齢者を中心に重症化する事があります。また、10代の子供が感染し、タミフルを使用した場合、奇声を発するなど異常行動を起こす可能性があります。そのためインフルエンザに感染しないように予防接種を受けるのが、大切になります。インフルエンザのワクチンには、A型とB型のものが2種類ずつ含まれています。B型は、ウイルスの型が2種類しかないためカバーできますが、A型の場合いくつかある中で2種類を予想し配合しているので、まれに外れてしまうこともあります。予防接種は流行する前である10月終わりから接種を開始します。子供や受験生はより抗体を得るために、1つのシーズンで2回受けますが、一般では1回となります。予防接種を受けることによって、ウイルスが体内に入り、抗体ができるのでインフルエンザにかかりにくくなります。ですが、流行してから予防接種を受けた場合、効果が現れてくる一週間を待たずして、インフルエンザに感染してしまう事があります。これは十分に抗体ができないうちに、ウイルスが体内に入ったためです。こういったことを防ぐためにも計画的に予防接種を受けるようにしましょう。予防接種はあくまで予防であるため、受けていてもインフルエンザに感染してしまう事があり、A型とB型の2種類を同シーズンに感染してしまうこともあります。ですが、感染しても症状は軽く済む事が多いです。