インフルエンザで苦しむ人たち

インフルエンザを一年に何度もかかりたい人はいないと思います。ですが、一年に二回インフルエンザにかかるということもあるんです!色々と原因になるものがありますので、ちょっとずつお話ししていければと思います!

インフルエンザの潜伏期間中にタミフルの使用はOK?

厚生労働省では、高病原性鳥インフルエンザや新型インフルエンザウイルスによるパンデミックの発生に備えてタミフルなどの抗インフルエンザ薬を国民の45%に相当する量を備蓄していますが、タミフルは発症後だけで無く予防薬としての有効性も高いとされ、潜伏期間中の服用も効果的とされています。タミフルは、感染者や感染が疑われる人との接触後2日間に相当する48時間以内にタミフルの服用を開始し、タミフル75mg1日1回の服用を7日間~10日間継続服用する事で発症を予防する医薬効果が得られます。インフルエンザは、一般的に感染後に2日間前後の潜伏期間を経て発症するので潜伏期間内のタミフルの服用には発症を予防する医薬効果があるとされています。

タミフルは、発症後だけで無く感染後の潜伏期間にも有効な抗インフルエンザ薬ですが、効果的な医薬効果を得る為には発症後48時間以内及び感染者との接触後48時間以内の服用が不可欠とされています。タミフルは、直接インフルエンザウイルスを死滅させる医薬効果が無く、感染細胞と増殖したインフルエンザウイルスを繋ぎ止めているエピトープを切断し遊離拡散する為に必要不可欠な酵素ノイラミニダーゼの働きを阻害する事でウイルスの増殖を抑制し発症や症状の悪化を防ぐ医薬効果を発揮するので、人間の体内に抗体が形成されインフルエンザウイルスの増殖が抑制され始める発症から48時間以内に服用する必要があります。

タミフルの副作用は?

タミフルは、腹痛や吐き気、下痢、食欲不振、頭痛などの副作用に加え、血圧の低下や体温の低下、ジンマシン、浮腫み、結膜炎などの副作用を発症する事があり、体質や体調、既往歴によってはアナフィラキシー・ショックや肝機能障害、急性腎不全、皮膚や粘膜の障害、血液成分異常などの重篤な副作用を発症する事があります。また、タミフルの副作用として未成年者や小児への投与による異常行動が問題視されていますが、厚生労働省や複数の研究機関からタミフルと服用後の異常行動に因果関係は無いと公式に発表されています。

インフルエンザの潜伏期間中は人にうつる可能性がある

インフルエンザは、38度~40度の高熱の発症と共に頭痛や筋肉痛や関節痛、倦怠感などの全身症状が発症し、咳や鼻水、咽頭の炎症、胸部の痛みなどの症状を発症する事があり、咳やクシャミなどによりインフルエンザウイルスを含む鼻水や唾液を飛び散らせる飛沫感染によって感染が拡大しますが、発症前の潜伏期間中でも周囲の人達を感染させてしまうリスクがあります。インフルエンザは2日間前後の潜伏期間を経て発症しますが、通常は潜伏期間とされる感染後16時間で発症する感染患者も少なく、潜伏期間でも発症の1日前には周囲の人達に感染するリスクがあるとされています。インフルエンザウイルスは、発症から24時間で100万倍になる猛烈な増殖スピードを持っているので潜伏期間自体が非常に短い感染患者も多いので、インフルエンザは潜伏期間内でも感染リスクがあるので注意する必要があります。

厚生労働省では、タミフルの予防投与をインフルエンザウイルス感染患者の同居家族であり、免疫力の低下していると推測される65歳以上の高齢者やインフルエンザの重症化が懸念される慢性呼吸器疾患患者及び慢性心疾患患者、糖尿病などの代謝性疾患患者、腎機能障害患者に対して行う指針を定めていますが、予防投与の対象者であっても保険適応外の100%自己負担の自由診療となっています。タミフルの予防投与は、ウイルスの増殖を抑制する事が医療目的であり、ウイルスに対する抗体を形成し免疫力を高める事を医療目的とする予防接種は全く異なるので流行シーズン前に予防接種を受け、感染が疑わしい時や発症時にタミフルを服用する必要があります。また、現在ではタミフル耐性ウイルスも確認されているのでウイルスに耐性を獲得させない為にも自己判断で服用を中止せず、予防投与なら7日間~10日間、治療投与なら5日間しっかりと継続服用する必要があります。